「UX JAM 19」(UX MILK主催)というUXイベントに参加してきました!
先日、2017年7月20日に開催された「UX JAM 19」というUX MILKさん主催のイベントに参加してきました。毎回人気でイベントページが作られるとすぐに定員オーバーになるのですが、今回は運良く参加できました。初参戦です。
開催場所は渋谷のセルリアンタワー11階の「シナジーカフェ GMO Yours」でした。内容はUXをテーマにしたLT(ライトニングトーク)であいだあいだに参加者どうしでの交流会の時間をはさむスタイルです。基本スタンディングでドリンクと軽食も出ます。
「ゆるく学ぶUXイベント」とあるように、初めてでも非常に参加しやすい良い意味でゆるい雰囲気のイベントでした。
イベントの概要
- 日時:2017/07/20(木) 19:30-22:00
- 場所:シナジーカフェ GMO Yours(GMOインターネットグループ内)
- 費用:1,000円
LTとそのメモ
「グロースハック指向で、UIUXを考えてみた」 / 株式会社Candle 酒井 聖之佑さん**
遅れて参加したためお聞きすることができませんでした…(泣)
当日のスライドが公開されているので紹介させていただきます。
「嘘をつくユーザーの腹をエグる?行動観察と生体情報で突破するUXリサーチ(仮)」 / emolog.com / 株式会社ヒューマンクレスト 古澤辰徳さん
こちらも遅れて参加したためお聞きすることができませんでした…(泣)
「新規開発チームにいるデザイナーがUX向上のためにできること」 / 株式会社Viibar 品川 恵美さん
急いできたのでまだ汗だくだくの状態でして、しっかりとお聞きすることが困難でした…(泣)
「bouncy」という動画メディアを運営しているViibar社デザイナーの方のお話でした。
体調がすぐれず会社をお休みになってまで登壇されていること、一緒に働くメンバーを募集されていることははっきりと覚えています。
「お名前.comリニューアルプロジェクトでのユーザビリティ設計と開発裏話」 / GMOインターネット 稲守 貴久さん
この規模まできてリニューアルだなんてなると大変だな…と思いました。
膨大な数のテスト…直前でのログインができなくなっている事件、リニューアルの裏側をお話されていました。
「誰にも聞けない!スマホVRでのUIUXの作り方」 / 株式会社サイバーエージェント UIUX Lab 山下 陽大さん
スマホ向けゲームのUI/UX研究の専門組織「UIUX Lab」所属のデザイナーの方のお話しでした。 美少女RPG「オルタナティブガールズ」のUI/UXについて、アプリを実際に動かしながら説明していただきました。
無音だったので女の子の動きがやたらスローモーションに感じて少しシュールでした…逆に言うとそれだけ音も大事だということですかね。
VRモードを使用するかどうかはユーザーが選択できるようになっており、VRゴーグルを装着するのにかかる時間や、VRモードを使用しないユーザーの体験まで考慮して設計されているようです。
この手のゲームはというかゲーム自体あまりやらないのですが、ちょっと機会を見つけてこっそりやってみたいと思います。
「デザインツールなしでできる!IoTアプリ改善(仮)」 / Qrio株式会社 山口 隆広さん
落とし物発見のためのIoTサービス「Qrio Smart Tag」のディレクター/マネージャーの方のお話でした。
iPadから「Find iPhone」を使い、よく行方不明のiPhoneを探す自分にとっては非常に助かるサービスだなと思いました。何かを探すことにこれまでどれくらい時間をかけてきたんだろう…。アレはドコにいっちまった問題が解決されれば、世の中のストレスの多くが解消される気がします。
発表内容としては「わかる速度」を上げようというのがメインの話でした。目的地にいくら速く辿り着いたとしても、理解までに時間がかかったら意味ないよねという趣旨です。
スライドが公開されているので紹介させていただきます。
以下の記事で補足もしていただいています。
「チャットのマイクロインタラクションとボット(仮)」 / NTTコミュニケーションズ 岩田 裕平さん
NTTコミュニケーションズのデザイナーの方のお話しでした。 チャットの既読、入力中表示のタイミングによってどんな体験が生まれるかといった話をされていました。
人間的な内容のやり取りで、人間だとありえないスピードで既読&レスが来るとやっぱりBOTだな感が出ます。逆にレスがとろすぎるとストレスになるケースもありえます。
文脈に応じた適切な遅延が人間味のあるBOT体験を生むのかもしれません。
こちらもスライドが公開されているので紹介させていただきます。
以下の記事で補足もしていただいています。
「ストリーミング時代の音楽サービスUX設計」 / DIGLE / Festival Life 江藤 勇也さん
「Spotify」をベースにした音楽プレイリスト共有プラットフォームの「DIGLE」についてのお話でした。
音楽単体では売れ行きにアッパーが来ているので「音楽 × ◯◯」でユーザーとの接点を作っていく必要があるということです。
たしかに、どのアーティストの曲が聞きたいというわけではないけど、音楽は聞きたい、みたいな人にとっては有名な人がピックアップしたプレイリストなんかはありがたいのかもしれません。モチベーションがそれほど高くない中で「探し出す」という行為は結構ストレスですよね…。
ただ、Spotify自体はプレイリスト共有の機能を強化してきたらどう差別化していくのだろう…と少し気になりました。
最後に
今回ははじめての参加でしたが、参加者どうしで気軽に話せる点も、イベント全体の雰囲気もすごくよかったです。自分が話した方々はエンジニア、デザイナーの方が多かったですが、学生の方もいました。
3回生でUX関連のテーマで研究しているとのことでしたが、将来やりたいことも明確。「最近の若いもんは…」と良い意味で感銘を受けました 笑
自分もネタを用意していずれ登壇できたらな〜とぼんやり思っています。
おわり。